メディアに露出する機会が大幅に増えています。

米空軍戦略爆撃機B-1B「ランサー」にまつわる大きな誤解

 http://www.otoku47.com/author/werfdfgf/ http://paris.jimomo.jp/user/public.html?id=167082017年8月29日(火)、北朝鮮は「火星14」と称する弾道ミサイルの発射実験を実施、また9月3日(日)には水爆とみられる核実験を実施しました。それにともないアメリカ空軍と海兵隊および航空自衛隊は8月30日(水)にB-1B「ランサー」戦略爆撃機とF-35B「ライトニング」戦闘機、F-15J「イーグル」戦闘機による共同訓練を実施、また9月8日(金)には再びB-1BとF-15Jによる訓練が行われ、日米は結束をアピールするとともに北朝鮮に対する圧力を強めています。
さらにB-1Bは、9月10日(日)には三沢基地青森県三沢市)の航空祭で一般公開されるなど、メディアに露出する機会が大幅に増えています。

 http://www.rokyu.net/user_information1-59769.html http://gamers.mysns.jp/p/werfdfgfそうしたなか、B-1Bは核搭載爆撃機として報道されることが少なくないようですが、実のところこれは正しくありません。なぜならB-1Bは、アメリカ空軍が保有する戦略爆撃機3機種中、唯一核攻撃能力をもたない機種だからです。
B-1Bはなぜ核攻撃能力を封印されたのか

 B-1Bはもともと、高度数十mの超低空を音速に近い速度で侵攻し、核攻撃を行う目的で開発されました。しかしながらアメリカとロシアのあいだで、核弾頭と運搬手段の保有数に制限を設ける「戦略兵器削減条約(START)」が結ばれたことによって事情が変化します。